概要
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!何気ない日常にあなたはOLさんとして引き込まれる
ラスト、笑います。
そして思います。お洒落な表現するなぁ、と。
作者さんのキャッチコピー通り、何気ない日常を描いた物語。
出だしの日常描写の表現がとてもお上手で、電動剃刀の音を聞きながらにまるで自分がOLさんになってメイクをして会話をしているような気分になります。
この作者さんの別作『紺野さんとあきちゃん』でも感じたのですが、この作者さんは没入させるのがとてもお上手。描写の途中で差し込まれる色なんかも思い浮かんで、読者は最後までOLさんになって、「おい!」と彼氏にツッコミを入れてしまいます。最後にいくらを噛んだ描写のあと読者は読者に戻り、冒頭の感想です。
お勧めです。 - ★★★ Excellent!!!いくら丼の間に立つ非日常
日常の何気ない時間が鮮やかに転換する物語。
朝の身支度から始まりメイクや服装、会話のリズムまで丁寧に描かれる出だしは、まるで主人公の隣にいるような錯覚を覚えます。
小さな動作や習慣の積み重ねが、登場人物ふたりの関係性を自然に浮かび上がらせています。
舞台が海辺の街に移ると、空気感は一気に柔らかく、穏やかさに満ちた雰囲気へと変わります。
いくら丼の描写は瑞々しく、五感を刺激される鮮やかさがありました。
その流れの中で訪れる出来事は、読者にとっても主人公にとっても予想外の瞬間。
思わず息を呑むような強烈な印象を残します。
穏やかで安定した時間の中にぽつんと差し込まれる非日常。
それがあまりに…続きを読む - ★★★ Excellent!!!何気ない日常なのに、こんなに引き込まれるなんて!
とても素晴らしい作品でした。
前半の日常の描写!
丁寧なのに、詰まることなく淡々と情報がはいってきます。
こういう作品、たまにありますよね。
3年目の穏やかな倦怠の描き方も素敵で、何の疑問も違和感なく、すっと入ってきます。
(わたしはごちゃごちゃ書いちゃうので、こんなに読みやすくできませぬ)
そして、だからこその黒いモノリス!
前半の描写があったからこそ、いくら丼の隣に置かれる違和感が際立ちます。
その違和感を「SF」に見立てる比喩表現が、独特の納得感とおかしみをもって現れるんです!
そんな積み重ねがあるからこそ「いくらが口の中に弾ける」その描写に自然と意味を見出そうとしちゃいます。
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