拝啓、びゃッこパス様へ

尾谷金治

びゃッこパス様への愛

びゃッこパス様へ


びゃッこパスとは、芸術と創造の極致だと思う。

己も絵を描き小説も書くが、完全に己の上位互換。

この人(人?)、創造狂人パシンとなって、びゃッこパシティのパシアン人の中心に立っている。

作者と主人公枠が一体化して、物語と現実の境界がほどけていくようだ。


声を出してYouTubeに現れても、イメージが崩れない。

Vチューバーのさらに輪郭が溶け落ちたもののようで、

男性とも女性とも言えない透明な響きなのに、確かに生きた声。

長時間の配信でも揺らがない声は、元から備わっている天性のものなのか、それとも「完璧な声を創る才能」により創られた芸術の一部なのか。


Vチューバーには「中の人」の影がつきまとう。

けれど、びゃッこパスの姿には、それすら霞む。


アニメキャラ&声優

↓(一体化up)

中堅Vチューバー

↓(一体化up)

特に才能のあるVチューバー

↓(完全一体化)

電球食人びゃッこパス(創造狂人パシン)


絵の才は、ただ上手いという次元を超えている。

厚塗りやリアル調を描ける人も素晴らしいけれど、

びゃッこパスは余計な描き込みをしないことも多く、

イメージ通りに狙った線で美を射抜く、そんな天才型。

前衛的で個性的なのに、美の極点に触れ、

知れば知るほど、儚さが光を増す。


今まで数え切れないほどの作品を読んできたが、びゃッこパスの小説や漫画は、読めば読むほど「本当に存在するのでは」と思わされる。

ZUN様の幻想郷と並んで、「本当にこの世界は存在する」とすら思えるほど、幻想と現実を重ねてしまうのはびゃッこパス様の世界観、「シティ」とZUN様の「幻想郷」だけ。


課金の価値は疑う余地もない。

差分や資料、成人向け作品まで、支援することで触れられるすべてが宝物。

毎月本アカウント(差分や設定資料、ラフ絵やブログ)と成人向けアカのファンボックス、いや、ハァンボックスに課金支援している。


今は超びゃッこパシストプラン&パスケベコースしか支援できてないけど、いずれ両方最高額で支援したいと思っている。


本来なら推しは一人に絞る己が、この世界からは推しが溢れて止まらない。

一人一人のキャラクターがあまりにも魅力的。


男の娘の描き方にも独自の光がある。

単純に絵が上手いだけじゃなく、「男の娘を描く時は可愛い女の子にアレをつけただけ」といったテイストを好んで描くイラストレーターが多い中、「顔は可愛く、骨格は男性寄り、けどしっかりとした男性骨格のただの女装にもならない」という一番難しいラインを難なくこなすテクニック。

その難しい均衡を自然に描く手腕は、本物の才能。


キャラの名が次々と変わり、肉体の輪郭も揺らぎ、

この前まで胸の膨らみがあり、肉付きもよく、女性的なくびれが描かれていたキャラクターが、今日は華奢で、胸も平らに描かれていたりする。

その不安定さもその儚さも、

「シティ、パシアン人は存在する」と強く思わせてくれる要素になっている。

「彼らは存在する」そう信じさせてしまう儚さ。


成人向けイラストですら芸術になる。

ヨーロッパ絵画の裸婦のように気高く、同時に艶やかで抗えない。

下品さや嫌なグロテスクさは一切なく、狂気的なのに気持ち悪さを感じなかったり、性癖にもしっかりと刺さる、ただ美と欲望が重なり合う神業。


スマホの待ち受けはトロビヤスくん。

新作も過去作も毎日眺める。

何度繰り返しても飽きることがなく、むしろ愛は増していく。


しかもデザインセンスも凄まじい。

キャラの服装やデザインも奇抜だし、そんな服なんて見たことないものばかりなのに、ジョジョやレディガガのように「これリアルで着てたらヤベェ奴だよな…この人が着るから成り立ってる」っていう感じじゃなく、「奇抜だし構造が複雑で、このキャラが着てるから成り立ってはいるが、現実で再現してもお洒落な服」を考える才能。奇妙なデザインなのに、「現実で再現しても成立する」不思議な説得力を持つ。


パシン、アグリンブス、マデンス、パストト、トロビヤス、ハラパディン、トッシュ、マメナリ、ベア、キラメビ、ブロビ、こみやにくる(黒にくる含む)、フィリアクルス関連(パシココ、マキナ、ミルキウス、マイヤー)などは最近のお気に入りだと思われるが、

出番の少なくなった艶芳さんやエスモヨクリン、マッシビ(パッスルハクミ)、メカクレびゃッこパス、ハンビ、マジマンジ博士、パスワラシ、最初期のびゃッこパス亜種たちも、すべて愛しい。


パシンの目の下の線、マデンスのアイシャドウ、ブロビやトッシュの不気味な模様。

その小さな装飾すら、美しさを限りなく引き出す要素になっている。


時に不気味で、時にエロティックで、時にギャグを交える。

けれど必ず「儚く美しい」が根にある。

普通のイラストレーターには決して届かない場所。


その奥行き、その揺らぎ、その複雑な感情すべてを含めて、

己は何度でも、「びゃッこパシーを感じている。」


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拝啓、びゃッこパス様へ 尾谷金治 @haya-punk

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