これは、そんな単純な話じゃない

ホテルの爆破事件に巻き込まれ、娘を失ってしまったCIA工作員のグレン。
惨劇の現場から遺体は見つからず、その死を受け入れられぬまま、無情にも十年の歳月が流れてしまった。

しかし、娘は生きていた。
犯罪者のフェリクスに保護されて、チームの一員として訓練を受け爆弾を扱えるように成長していた。

よかった、見つかった。さぁパパと帰ろう。
これが、そんな簡単にはいかない話だということに、あなたはまもなく気が付くだろう。
グレンが失った娘との10年は、そのままフェリクスと積み重ねた10年なのだ。

細密かつド派手なアクションと、クールでチャーミングな会話劇が光る、洋画ライクな読み心地の作品だ。

少女ミアは、どこで誰とどうやって生きていくのが幸せなのか。
痛いほど切ない運命を、共に見守ろう。

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