概要
妻を喪った小説家×彼に想いを寄せる書生のひとこま
クロノヒョウ様の自主企画、第68回「2000文字以内でお題に挑戦!」企画のために書き下ろしました! お題は「天女の住む時計台」です。
内容は、キャッチコピーのまんまです。BLです。舞台は昭和初期頃を想定しています。
内容は、キャッチコピーのまんまです。BLです。舞台は昭和初期頃を想定しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!雨が降るような降らないような、ちょっとしんみり、そして静かな時間
たおやかで穏やかな、この雰囲気がとても良いです。
主人公の匠は、「先生」と呼んで慕う作家の碓氷を心配する。
彼は愛妻の弥生を亡くしており、彼女が好きだった時計台をいつもぼんやり眺めている。
碓氷を心配する匠と、どこか飄々とした雰囲気の碓氷のやり取りがとても良いです。
どこか頼りなげだけど、穏やかな佇まいをした碓氷。穏やかで好感が持てる一方で、のんびりし過ぎているようでどこか危なっかしい。匠が彼を大事に想い、同じくらいに心配になってしまう感じにすごく共感もできます。
雨が降るか降らないかの、静かな時間。「新聖年」なんかが刊行されていた昭和初期の頃の時代の雰囲気。
全てが読ん…続きを読む