概要
忘れる日が訪れるまで、あと少し。
高校三年生の佐倉小雨は、伸ばしていた髪を切った夜に、みぞれを凌ぐために立ち寄ったコンビニで、クラスの人気者の男子生徒・朔良遥斗と出会う。
今まで一対一で話したことがなく、もうすぐ卒業して離れ離れになる二人は、みぞれが小雨になるまでの間だけ、互いの話し相手になる。
今まで一対一で話したことがなく、もうすぐ卒業して離れ離れになる二人は、みぞれが小雨になるまでの間だけ、互いの話し相手になる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!冷たい手を温めると、借り物の心地がする
高校生、学校のあと、夜に出会ったクラスメイト。そういったものが、私にとっては少し昔のことだからかもしれませんが。
自分で触れられるし、自由にできるはずなのに、どうにもうまく扱えない。振り返った記憶は、そんなもので溢れています。
中でも色濃く思い出せるのは、やはりとびきり熱かったり冷たかったりしたこと。心の温度が、ですよ。
記憶と今とが繋がっているものもあるでしょうし、ぷっつり途切れているものもあるでしょう。それがいいか悪いかは持ち主であるあなたにしか分からないことですが、どちらであれ貴重な財産に違いありません。思い出せるうちは、ときどき手にとってみるのも良いのではと思います。