こういうのが読みたかったと素直に思わせてくれる一作です

ある夜、主人公はクラスメイトの美少女を見かけ、ふとしたきっかけで間世という特別な領域へと足を踏み入れます。
そこで敵と遭遇し、命の危機の中で能力に覚醒、そして美少女が所属する組織に関わり、行動を共にすることに。
しかも学校では「都合がいいから」という理由で、(偽装)カップルに。

展開は王道ですが、そこに留まらないのが本作の魅力です。
王道の骨格を大切にしつつ、設定や用語、キャラクターのネーミングに独自のセンスが光り、確実に「この作品ならでは」の世界が形作られています。

霊的バトルものとしての雰囲気も心地よく、読んでいて「こういうの、大好き」と自然に思わされました。

また、作者様が「自分自身が読みたいもの」を信じて書かれている印象があり、その姿勢が作品全体に通っているからこそ、読者の期待にもまっすぐ応えてくれます。

美少女とのコンビ、主人公の覚醒、主人公だけに秘められた何か特別な力、これらのキーワードに惹かれる方、和風テイストの霊バトルものが好きな方には、特におすすめです。

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