想いが交差する魔法少女たちの群雄劇

タイトルに潜む“げぇむ”という表記。
一見、無邪気さを装いながら、その内側に残酷さと歪みを孕んだ、非常に印象的なタイトルです。

冒頭、主人公の何気ない選択をきっかけに、両親は惨殺されます。
そして“げぇむ”のクリア報酬として提示されるのが、なんでも願いが叶う権利。
彼女は、両親を生き返らせるため、“げぇむ”への参加を決意します。

本作の魅力は、魔法少女×デスゲームという設定を十二分に活かしながら、対モンスター戦だけでなく、魔法少女同士の関係性や心理の揺れに重心を置いている点です。
味方か敵か分からない距離感、少しずつ明かされていく謎が、物語に強い緊張感を与えています。

魔法少女は一人ではありません。
それぞれの思惑が交錯し、群像劇的な人間模様と心理戦が、読後に深い余韻を残します。

人間関係や心理描写、群像劇が好きな方には、特におすすめしたい作品です。

そして、クリア報酬は先着一人だけが得られるかもしれないという点。
その座を巡って、魔法少女たちはどんな選択をするのか。
この先、魔法少女同士が戦うことも避けられないのかもしれません。

この“げぇむ”の結末を、ぜひ見届けてほしいです。

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