概要
死すべき運命の蛇憑きの姫。彼女に手を差し伸べたのは、咎人の武芸者だった
蛇憑きの姫。
そう呼ばれる久遠院家唯一の生き残りである雫。
彼女は満十五になる時に、蛇の妖(あやかし)によって殺される運命だった。
その運命を避けるには、夫を迎えること。
そうすれば、蛇はその夫を殺すことで姫は殺さないという。
だがそんな条件で夫に来てくれるものなどいるはずはない。
せめて蛇妖に対抗しようと、以前から仕えてくれている八次と共に諸国を巡った帰り。
雫の前に一人の男性が現れた。
如月と名乗ったその男は、妖を斬ることを専門とする妖切りで、咎人だった。
雫は、この男と仮初の夫婦となり、死を回避しようとするのだが――。
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5~6時間程度で書いたものなので、お気軽にお読みください。
そう呼ばれる久遠院家唯一の生き残りである雫。
彼女は満十五になる時に、蛇の妖(あやかし)によって殺される運命だった。
その運命を避けるには、夫を迎えること。
そうすれば、蛇はその夫を殺すことで姫は殺さないという。
だがそんな条件で夫に来てくれるものなどいるはずはない。
せめて蛇妖に対抗しようと、以前から仕えてくれている八次と共に諸国を巡った帰り。
雫の前に一人の男性が現れた。
如月と名乗ったその男は、妖を斬ることを専門とする妖切りで、咎人だった。
雫は、この男と仮初の夫婦となり、死を回避しようとするのだが――。
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5~6時間程度で書いたものなので、お気軽にお読みください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!呪いの契りが、やがて生きる灯になる。
『蛇憑きの姫と仮初の契り』は、強い宿命を背負ったふたりの物語やのに、読んでるあいだずっと、人のぬくもりがちゃんと息づいてる作品でした。
ウチがいちばん惹かれたんは、「呪い」や「怪異」みたいな大きな不安のなかで、雫と如月の距離が、ほんまに少しずつ近づいていくところなんよ。
蛇に命を狙われる姫・雫と、咎を背負った妖切りの男・如月。
この組み合わせだけでも、もう十分に惹かれるもんがあるんやけど、この作品の魅力は、それを派手な展開だけで走り切らへんところにあります。会話の間や、相手を見るまなざしや、そばにいる時間のやわらかさ。そういう細やかな積み重ねで、ふたりの関係が育っていくんです。
せやから…続きを読む - ★★★ Excellent!!!怖さも切なさも、そして温かさも全部ある。だからこそ忘れられない物語です
呪いに囚われた姫と、仮初の契りで命を差し出すために現れた男。
――それだけならよくある話のはずなのに、この作品は違います。
恐怖に覆われた屋敷で交わす、朝餉のやりとり。
井戸端でふと素顔がのぞく瞬間。
花畑で編まれる花冠と、ぎこちない微笑み。
小さな場面ごとに積み重なる二人の時間が、気付けば「運命」に変わっていく。
硬派で不器用な如月が、姫にだけ見せる優しさと誠実さ。
凛とした姫が、彼にだけ許す揺らぎと淡い恋情。
戦いの迫力も確かに見どころですが――
本当の見せ場は、この「静かな恋の鼓動」を掬い取れるかどうかだと思います。
そこに気付いた瞬間、この物語はもう忘れられなくなります。