生き物は、残酷なほど平等だ

ああ……すごいものを読みました。
かわいい、おもしろい、重々しい!

キャッチコピーは「緑の人間が生えてきた」

あるとき「グリーンマン」という存在が現れた。
それは頭に葉っぱを生やした緑色の人間みたいなヤツ。「やあ、今日はいい日和だね」なんて笑いかけてくるヤツらは、腰から伸びる根っこで地面に繋がっている。

……こんなコミカルな展開から、こんなに複雑で重々しい作品だと気づけるでしょうか。
文章は読みやすく、主人公が出会った「グリーンマン」の姿はかわいらしく、展開は美しく、素晴らしい作品ですが、「どうか心して読んでください」とお伝えさせてください。感受性が豊かな方も注意が必要かと思います。

しかし、このレビューを見つけて関心を持っていただけたなら、ぜひ読んでほしい作品です。園芸が好きな方、植物が好きな方は、草花たちが一層 尊く思えることでしょう。

覚悟ができたら ぜひ読んでみてください。
読後はものすごい満足感を得られます。


素敵な作品に出会えました。ありがとうございます。

このレビューの作品

緑の人