概要
『末代まで呪われてる者なんですが』
『末代まで呪われてる者なんですが、良ければお話を聞いていただけませんでしょうか?』
怪談系の配信をしているツクノモリにある日みはるという女性から届いたDM。興味を持った彼は半信半疑ながら彼女の話を聞く事にするが……。
怪談系の配信をしているツクノモリにある日みはるという女性から届いたDM。興味を持った彼は半信半疑ながら彼女の話を聞く事にするが……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!感情も望みも全部、たぶん、呪いによるもの。
怪談系のラジオ配信をしている主人公のもとにDMが届いた。
『末代まで呪われてる者なんですが』──。
主人公は「はるみ」と名乗る彼女とファミリーレストランで会い、話を聞くが──。
幽霊って、ときどき関係のない人にまで危害を加えたりしますが、彼らにとっては、自分に直接関係があるか、というそれ自体が関係のないことなんですよね。
この作品では幽霊というものは出てきませんが、そうした具合に、関係のないように思える はるみさんが、こうして「末代まで呪われている」といいます。
彼女の悲痛な叫び。それを受け止める主人公。
なんとも切ない余韻を残す物語です。
ぜひぜひ。 - ★★★ Excellent!!!呪 と 祝 は 表 裏 を な す
怪談系の配信者の取材という現代らしい設定。
ありがちな血族に掛けられる呪いの話。
怖い話を読み慣れた者ならスラスラと読み進められるはずです────途中までは。
読む方は、後半から始まる物語にきっと瞠目することでしょう。
これは〝戦略級〟というべき遠大な呪詛を巡る物語なのです。
呪いと言うものは、忌まわしい存在というだけではないのです。
呪いとは負の目的を達成するための機構でもあるのです。
〝末代まで呪われてる者なんですが〟
目を引く言葉に込められた真意。
目的が、どこに設定された呪いなのかを読むものが見極めたときに、真の怖さが立ち現れるのです。
類まれな発想の呪詛譚であり、驚愕すべ…続きを読む