『Saltatio sub gelōsō conditōriō』(訳付き)
Speculum lūnae vultūsque renīdentis aureum,
clāret et in tenebrīs frīgus in ossa cadit.
月光と黄金の微笑みが輝き、
闇の底にも冷たさが骨まで染み渡る。
Lūmina noctis super undās gelātās natantia,
flūctibus aurītum pulsa tremōre maris
夜の光が凍った波の上を漂い、
波の震えが耳に打ちつけられる。
Lūmina noctis super undās gelātās natantia,
flūctibus aurītum pulsa tremōre maris.
凍りついた海面に夜の灯が浮かび、
その震えが耳にひそやかに届く。
Susurrus vestis sub nocte silente movētur,
ventōrum mollī frangitur aura levī.
静夜に衣の音がかすかに揺れ、
やわらかな風がほどく。
Comae niveōs odōrēs marisque vehēbant,
miscēns in umbrīs flāvus et aura subōbscrūra.
髪が雪の香と海の息を運び、
影の奥で金色と仄暗さが溶け合う。
Frīgus ab āternā descendit abysso marīque,
alētur in animīs pectora mollia pāce.
冷たさが永遠の海の底から降り、
胸の奥を穏やかな静けさで満たす。
Speculum lūnae vultūsque renīdentis aureum,
clāret et in tenebrīs frīgus in ossa cadit
月光と黄金の微笑みが輝き、
闇の底にも冷たさが骨まで染み渡る。
氷棺のワルツ — Saltatio sub gelōsō conditōriō — 白蛇 @shirohebi_495
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