概要
しかしある日、彼は“神隠し”によって異世界――天上界へと迷い込んでしまう。
そこは剣と魔法、そして戦争が当たり前に存在する世界だった。
聖騎士の国ジールド・ルーン。
魔法大国エルン。
そして様々な国家と種族が入り乱れる世界。
聖騎士、魔術師、亜人、そして竜の血を引く者――。
数多の出会いと戦いの中で、
やがて優人は世界の大きな流れへと巻き込まれていく。
そしてこの世界には、
彼の運命を大きく動かす“ある人物”もまた存在していた。
これは――
二つの世界を巡る英雄たちの物語。
『交界記 ―二つの世界の物語―』
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!異世界にて、約束の果てを探す旅に……
本作の魅力は、主人公たる優人の『大人』らしさなんだと思う。周りの身勝手に振り回されながらも、決して感情に走らずに出来るだけ公正に生きようとする。襲われて許す程優しくはないけれど、自分を心から頼ってくれる人は決して見捨てない。居合を武器に、山賊達や魔物達と激戦を繰り広げる様はまさに主人公そのもの。こんな大人になりたいと思える主人公程良いモノはこの世に存在しないのである。果たして、そんな優人は亡くなった恋人と再会できるのだろうか。まだ二十数話しか読めていないが、少しずつ読み進めていきたいと思う。文章力も高くて、尚且つ作者様の武術への造詣も伺える傑作なのでこのレビューを読んだ人は是非読んでほしい。
- ★★★ Excellent!!!「責任」と「選択」を突きつけられ続ける――そんな骨太ファンタジー
第一章(1~49話)読了時点でのレビューです。
舞台は、地上界(現代日本を含む世界)と、そこから「神隠し」で連れ去られた人々が流れ着く天上界。
ここはもともとひとつだった世界が大戦で引き裂かれ、生と死の間に生まれた“狭間”として描かれ、なるほどタイトルとはそういうことか、とまず納得感が来るのが素晴らしい。
読者と同じ目線を持つ地上出身者たちが、女神に説明されつつも、結局は「出るか出ないか」を自分で決めて一歩を踏み出していく序盤が、とても好きでした。
設定説明を会話劇とツッコミで見せてくるので、読み始めから重くなり過ぎず、すっと世界に入っていけます。
主人公は、多くの読者層に響くであろう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!(書き直し)天上世界が殺伐とし過ぎて……
遙か昔に分かたれた、地上界と天上界。
現代の地上界に対して、中世ファンタジー風でどこもかしこも殺伐とした天上界。
地上界から行けるのは、神隠しか死後か、どちらにしてもごく少数らしい?
そんな世界で、神隠しに遭った男と、10年前に死んだ女が、再び巡り会い、そして……。
いきなり異界に放り出されて、そこからどうするのか? 何のために戦うのか? 何を選ぶのか?
生きる意味を問い続けるような物語。
それにしても……地上界からそれなりに人が行ってる筈なのに、近代的な変化すら見えない天上界ってどうなんだ?と思わなくもないですが……魔法があるにしても、もうちょっと……ねぇ?(苦笑)
そんな中でも、主人…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界ファンタジー初心者でも読みやすい神作
異世界ファンタジーについて何も知らず、興味もなかった私でも非常に面白く感じられ、無我夢中で読み進めてしまいました。丁寧な人物描写、情景描写などが言葉で言い表せないほど素晴らしく、なぎゃなぎ先生の心が強くこもった作品だと思いました。
この作品には、時間を忘れてどんどん読み進めてしまう素晴らしさがあります。私が今まで読んできた小説の中でも屈指の神作です。小説を読むことの楽しさを私に思い出させてくれた一作でした。書籍化されたら真っ先に買いに行こうと思います。
異世界ファンタジーを読んだことがない皆さん、今からでも遅くありません。交界記を読みましょう。
なぎゃなぎ先生も忙しい毎日だとは思いますが、体…続きを読む