「夢」に生まれた女の動揺と苦悶、それはきっと「現」にも……

心の中、意識と無意識との狭間にすまう、理想の女性像。
外の世界から、現実から、あらわれた女の存在に、彼女のすまう夢の世界は、彼女自身の存在は、揺るがされ脅かされる。
それは「夢の世界」にすまう住人の逆襲なのか。それとも、現の男の心理的な葛藤なのか。
この物語は夢幻か、それとも現実だと言うべきか。

夢多きあなたにも、現を見据えるあなたにも、ぜひ読んでほしい一作です。

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