ちいさなドラゴンが、世界をひらく

ごく普通の2DKに暮らす兄妹。
ある日、姉が拾ってきたのは、バスケットボール大の謎の卵。

割れた殻の中から現れたのは、ちいさな翼とつぶらな瞳を持つ、不思議な生き物だった。名前は、ゴンちゃん。
火を吹く、たぶん本物の「ドラゴン」。

泣いたり、怒ったり、魚に夢中になったり。
やがて空を飛び、テレビドラマの登場キャラに心を震わせ、誰にも教わらないまま「自分が何者なのか」を考えはじめる。

まるで、まっさらな子どもが、世界を少しずつ知っていくように。

火傷しそうなほど鮮やかで、でもどこまでもやさしい。
そんな「奇跡の同居生活」が、静かに、熱く、始まっていく。

これは、姉と弟とちいさなドラゴンの、ひとつ屋根の下で育まれる、世界で一番あたたかな日常譚。

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