破裂寸前に色づきゆく中世悪党、結実の旬!
- ★★★ Excellent!!!
悪党、ばさらのこの時代はヨーロッパでも信教革命が燃え上がり、古代の迷信から解き放たれ、自由に生き抜きたいと言う人間の情熱が燃え上がった時代でした。
いわば『悪魔』の時代。
本作もまた、日本最大の快男児と幕末の史家、あの頼山陽が評した『あの人物』の雌伏の時代から、『悪党』としてのライジングを鮮やか描き出します。
実は今、最も熱い日本の『中世』。本作はその実相をまざまざと生々しく、現代に蘇らせる傑作だと思いました。