概要
「犯罪の存在し得ない世界」
解析日時:2021年9月13日 13:30(JST)
「いいことば、いいせかい。僕は、いいことばであふれたせかいで暮らしている」
——ヘッダ情報より
※注:タイトル、惹句、およびタグ付けは解析担当者によるもの
※セキュリティクリアランス:クラスⅦ(アクセスはレベル3以上に限る)
「いいことば、いいせかい。僕は、いいことばであふれたせかいで暮らしている」
——ヘッダ情報より
※注:タイトル、惹句、およびタグ付けは解析担当者によるもの
※セキュリティクリアランス:クラスⅦ(アクセスはレベル3以上に限る)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!フィクションに留まらない、言葉に対する皮肉なユートピア
とても恐ろしく、考えさせられる作品でした。世の中から「悪いことば」を消し去り、「いいことば」だけにすれば、果たして「いいせかい」が出来上がるのだろうか。
その言葉が消されてもその現象がなくなるわけではない。巧みに言い回しを変えて存在し続けるだけだが、その現象すら「いいことば」でくるめられてしまう。読み進めるうちに喉を締められるような息苦しさを覚えてくる。
「焚書」という言葉からは暗黒の歴史を思い浮かべます。でも果たして現代に生きる私たちにとって過去の言葉だろうか。今まさに言葉狩りが強制的に、あるいは忖度のもとに行われている最中ではないか。
この作品は決してフィクションに留まらない不気味さをも…続きを読む