抜け殻となった人間の、哀切なモノローグです。そんな短歌の中で、ときおり現れるアイロニーが冴え渡ります。そして、後半では、儚い恋の歌が並んでいて、心を揺さぶられるのです。どの短歌もオリジナリティーがあって、印象深いのですが、特に心に響いた短歌1首を紹介しておきましょう捨てたかった 捨てたつもりを 演じてた 人間ごっこを 終わりにしたい
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