概要
キミはまだ二十五光年彼方からボクが見ていることを知らない
すこしふしぎな世界観で紡ぐ短歌集。
カクヨム短歌賞1首部門応募作です。
カクヨム短歌賞1首部門応募作です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!SFらしさの中に見る日常感
『在りし日の 理想郷には 遠くとも ここで生きたい まだ生きていたい』
物語序盤なら決意。終盤なら締めくくりにもなるような。そんな力のあるセリフのようです。
SFっぽい短歌という作意とは離れてしまうのかもしれませんが、今住んでいる地域や今自分がいる場所に対する、愛情が感じられる歌だと思いました。
何かしらの不満を抱いていたとしても、帰ってくるとやっぱり安心してしまうような場所。
有名で住みやすく、人気もある理想的な場所とは似つかないけれど、住みなれた今いるここが自分にとっては理想郷であるという、温かみを多分に感じる歌だと感じました。
素晴らしい作品をありがとうございました。