『在りし日の 理想郷には 遠くとも ここで生きたい まだ生きていたい』
物語序盤なら決意。終盤なら締めくくりにもなるような。そんな力のあるセリフのようです。
SFっぽい短歌という作意とは離れてしまうのかもしれませんが、今住んでいる地域や今自分がいる場所に対する、愛情が感じられる歌だと思いました。
何かしらの不満を抱いていたとしても、帰ってくるとやっぱり安心してしまうような場所。
有名で住みやすく、人気もある理想的な場所とは似つかないけれど、住みなれた今いるここが自分にとっては理想郷であるという、温かみを多分に感じる歌だと感じました。
素晴らしい作品をありがとうございました。