ゾワリと背筋を這うような

何気ない日常の風景に挿し込まれたワンシーン。それが Uncanny (説明のつかない、不気味) なものだったら……。
奈知ふたろ氏による極上のホラー短歌、全十首です。
一首ごとにタイトルが付けられており、否応なくストーリーが膨らみます。
バスルームや寝室、あるいは、ふらりと立ち寄った公園や図書館で、それらは何の前触れもなく姿を現わすのです。
その時、あなたならどうしますか?
とりあえず絶叫、回れ右して一目散にダッシュ、茫然と佇む etc.

霊感がなくても、冷感を存分に味わえる Uncanny Tanka『怪歌』
梅雨明けのこの時期、イチオシの短歌です。
是非、ご一読くださいませ。

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