概要
登場する人物や地名は全て架空のものです。
柴田恭太朗さんの三題噺100回記念企画に参加のため書きました。
もうじき100回、おめでとうございます!
【三題噺 #98】「世界」「酒」「紙」&【三題噺 #99】「雨」「口」「理由」
100回記念企画の特典で、柴田恭太朗さんに音楽動画を作製していただきました。原作とラストが異なります。オリジナル楽曲が美しい紙芝居風です。柴田さん、ありがとうございました!
https://www.youtube.com/watch?v=mv5N-IEvx0Y
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!天命を以って生まれし画家の得た月より美しきその妻の正体とは……
秀逸などという褒め言葉が陳腐に感じられてしまうほど流麗かつ緻密な筆致で語られる志怪文学。
読めば古代中華、酒家の片隅でひっそりと語られている様子が目に浮かぶようです。
また純粋に過ぎるものは、けれど総じていつか何者かに汚され消えゆく運命にあるのかと物哀しい摂理を恨みたくもなるでしょう。
逸話風短編の中にこれほどの人間性とドラマ、そしてファンタジーを渾然一体として描き切るこよみ氏の才能に脱帽です。
とにかく自分如きがどんなに言葉を駆使したとしてもこの作品の素晴らしさを全面的に伝えることは不可能です。
よって読んでいただくしかありません。
そして心ゆくまで堪能してください、奥深き『こよ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!たかが1枚の絵。それに翻弄され、涙を流し、恋に落ちる。
読み終えた後、しばらく何も言えませんでした。
力のある作品です。
何かを言えばそれは野暮になるのかもしれませんが、
この物語の面白いと思う部分は、
人々が見惚れ、ため息をつき、恋焦がれ、涙を流すものの正体は、
結局のところ全て作り物なのですよ。
作り物なのに、まるで本物の生き物のように接し、眺めてしまうのです。
そこにはどんな力が作用しているのか。
これは、物理学化学などでは……あるいは時間が経てば解き明かせる不可思議なのやもしれませぬが、
不可思議であるのに、不気味でも不愉快でもなく、登場人物に感情移入できてしまう。
何かのお題……だったのかな? しかしそんなものは確認ぜず…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この小説を讃える言葉は、この世界の語彙では足りない
鐘古こよみ氏の最新作『月煙奇譚』が読者にもたらした衝撃は筆舌に尽くし難い。
「この話は中華の志怪小説『捜神記』の中に収められている一編だ」と云われれば、何の疑いもなく信じてしまうだろう。
それほどまでに、この『月煙奇譚』は凄いのである。
「すごい」……そう、本当にすごい。当然、称える言葉はそれだけでは到底足りない。
何がどう凄いのか。是非、その眼と魂でご堪能ください。
比類なき巧みな文章から紡ぎ出される深奥な浪漫に満ちた怪異譚。敢えて内容には触れません。誰も見たことのない世界です。
鐘古こよみ氏の渾身の3,939文字の衝撃を共有しましょう。