すべては割りばしのお社から。小さな神様もどきの、大きな成長物語。

縁あって、一話から最終話まで、再読しました。
もちろん懐かしくもあり、物語の故郷に触れたような、温かい気持ちになれました。

ある女性の作った小さなお社から生まれた、神様もどきの存在、千福。
人々の幸福を願う彼女には、けれど経験も、力もまだ足りなくて・・・・・・。

一歩一歩は、そんなに大きなものじゃない。
けれどしっかりと自分を見つめ、踏みしめ、願ってきた思いは、
誰かを守るその力へときっと、つながっていく。

そうそう。言霊というものがあるとするなら、
私たちにだって、そんな奇跡を起こせるのかも。

だってこれは、私たちのすぐ傍にいる、小さな神様の物語。