概要
カミを斬る ズタズタにされたおれの魂のために
ある日地上にカミが顕現する。大災害が続いて怪物や悪魔も出現し、栄華を極めた古代文明は滅びる。千年後女神の助けで絶滅を逃れた人類は復興するがカミは変わらず人類を支配している。大陸南端の小国ゼップランドの王都に生まれた捨て子のイオリは過酷な環境のもと苦しい日々を過ごす。イオリはカミを崇拝する狂信者に幼なじみを殺されるが、その際偶然神刀【不知火丸】を手に入れる。
数年後イオリは十七歳にして凄腕のカルマハンターになる。ゼップランドの第三王子ブルックは姫と見まがう美貌の持ち主。そのブルックがカミの生贄に指名される。護衛選びの試験に合格したイオリはダークエルフのクロとともに生贄儀式の舞台となる火の山へ向かうブルックを守る旅に出る。火の山でカミが三人を待っている。しかしブルックの本当の目的は生贄として死
数年後イオリは十七歳にして凄腕のカルマハンターになる。ゼップランドの第三王子ブルックは姫と見まがう美貌の持ち主。そのブルックがカミの生贄に指名される。護衛選びの試験に合格したイオリはダークエルフのクロとともに生贄儀式の舞台となる火の山へ向かうブルックを守る旅に出る。火の山でカミが三人を待っている。しかしブルックの本当の目的は生贄として死
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!イオリはカミを殺す。さもなければ死ぬ。
イオリ。ファミリーネームはない。
そう自らを称する主人公。
本作は彼の生涯を描く。
天涯孤独。育てられた鍛冶屋に虐げられた幼少期のイオリ。
唯一の心の拠り所であった友人らともども、多くの人を地震によって殺めたのは〝カミ〟そう呼ばれた人の域を越える存在だった。
わずか七歳のイオリは、仇と定めたカミを殺すために歩みだす。
手にするは一振りの奇しき剣。赤鞘の不知火丸。
剣に選ばれ、導かれたイオリは超越する存在たるカミを弑する必死の道を辿り行く。
この物語は、どれほど紡がれようとも行き着く先は畢竟、二つしかない。
イオリはカミを殺すのか。殺されるのか。
ただのこれだけである。
刃のごと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「あの刀を手にした者が、おまえたちを滅ぼす。では少年よ、さらば!」
その日、世界に神が顕現した。
文明はわずか一か月で崩壊したが、人類は絶滅せず、アガルタの女神の救いによって少しずつ復興した。
そして物語は、孤独な鍛冶屋の少年・イオリへと繋がる。
痛みを教えとされ、幼くして過酷な労働と暴力に晒されながらも、彼はただ鉄を打ち続ける。
「おれはなんのために生まれてきた?」
突然、頭の中に大人の女性の声が響く。
「イオリ、あなたはなんのために生まれてきたのですか?」
鉄から飛び散る火花に腕の肉を焼かれながら、イオリは心の中で叫んだ。
「おれの尊厳を踏みにじり、おれの夢を奪うやつと、戦うためだ!」
このとき、イオリの全身から炎が立ち昇り、彼の心に一本、筋金…続きを読む