このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(277文字)
開幕のバイク事故から竜との死闘まで、一気に読ませる勢いがありました。特に「転移直後に最強格らしき黒竜と戦う」という導入が強烈で、主人公の諦めない姿勢が印象的です。偶然と執念が重なって竜を討ち取る展開も熱く、異世界転移ものとして非常に掴みが良いと感じました。また、竜が単なる敵ではなく知性ある存在として描かれ、最後に知識と贈り物を残して消える流れも魅力的です。ここからコウがどんな旅をし、どんな人々と出会うのか楽しみになる第一話群でした。
タイトルはパッとしないが中身ゴリゴリ、設定特濃です。一定以上の活字中毒者でないと情報量が処理できないかもしれないです。それさえクリア出来れば、王道異世界ファンタジーの世界に引き込まれます。物語の中でキャラがしっかり生きている在り方は読んでいて面白いです。
バイク事故の緊迫した描写が非常にリアルで、冒頭から強く引き込まれます。細かな状況判断や一瞬の判断ミスが積み重なる構成が、臨場感を高めています。転落後の不思議な静寂と声の演出が、異世界転移を予感させて印象的です。主人公の冷静な思考と運命的な展開の対比も魅力的に感じられます。この先どのような世界へ導かれるのか、続きが気になる導入となっています。
タイトル的に竜殺しでチートになるのかなと思ったけど、その後の物語が本作。壮大な叙事詩を思わせる非常に作り込まれた作品。ハーピーな部分ばかりではないけど物語が作り込まれていて良い。
まだまだ第三章あたりまでですが、これは良作です!ライトなWeb小説と言うより、ちょっと前のラノベ的なこれは王道の異世界転移ファンタジーですね!じっくりしっかりとファンタジー楽しみたい方向けのお話し。設定も細かく、納得のいく作り込み。勢いだけでなく主人公コウの洞察や思考が読んでいて楽しい。題名が長くてネタ的なファンタジーに飽きた方向けの、玄人ファンタジーです!
テンプレに慣れてる読者からしたら慣れない展開で戸惑うかもしれませんが、読み続けるとはっきりと作品が伝えたいという雰囲気を感じられて、その雰囲気を楽しむことに満足感を得られると思います。
異世界という比較的何でもありなカテゴリに甘えておらず、しっかり細部まで考え練られております。ファンタジーなのにリアル感漂うのは、作者様のそういったストイックさの賜物ではないでしょうか。ふわっとしていない。しっかりどっしり安定感のある異世界転移物語。昔懐かしいファンタジーと、流行の異世界のテイストが上手く融合されている感じ。これは、ありそうでないと思います。オススメです。
つづきあく