グラニド戦記

連山の国チェリオの採石場で働く少年ラボールは、同僚や監督からいびられ、貧しく苦しい生活を送っていた。
彼の楽しみは、山小屋で老人ジオが開く「戦闘教室」だけだった。優しい参加者とジオに囲まれ、ラボールは槍の鍛錬に励む。
ある日、チェリオの最高武官である「紫将」グレンが現れ、圧倒的な槍技をラボールに見せつける。
グレンに憧れ、二年の修業を経て十二歳になったラボールは、グレン隊に入るべく入隊試験を受けに行くのだが、道中で思わぬ闖入者が・・・？
やがて訪れる敵国ギギルルとの大戦で、少年は戦争の残酷さを知る。