第18話 まとめ

 最後に簡単なまとめをして終わりにしたいと思う。


 高次脳機能障害の原因

  頭部外傷:交通事故、喧嘩、転落・墜落、スポーツなど

  脳卒中:クモ膜下出血、脳梗塞、脳出血

  その他:感染症、薬物・毒物中毒など 


 高次脳機能障害の症状

  神経欠損症状:記憶障害、失語、失算、失認、失行など

  性格変化:易怒性、注意障害、遂行機能障害など


 高次脳機能障害の治療

  薬物療法

  カウンセリング:臨床心理士など

  リハビリ:言語聴覚士など


 交通事故などの賠償金(慰謝料)請求に必要な医学的所見

  受傷直後の意識障害

  症状の存在

  外傷性変化を示す画像所見


 高次脳機能障害に対する経済的支援

  精神障害者保健福祉手帳(各種減免等)

  障害年金

  障害者雇用


 最後の最後に医師として損保会社に言いたいこと。

 交通事故関連で医師が準備する書類は種類が多くなりがちだ。

 これまでに筆者が使用してきた電子カルテ内の書類作成システムは2種類あるが、いずれも交通事故関連の書類に対応していない。

 もしシステムが対応していれば、もう少し担当医師が書類作成にヤル気を出すのではないかと思う。



 読者の皆様、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 現在、高次脳機能障害とは無関係な人であっても、いつ当事者や家族になるかは分かりません。

 もしそのような事になったら、改めて本稿を読み返していただければ、何らかのお役に立つことと信じています。

 では、また。


(「高次脳機能障害についての覚書」 完)



  


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高次脳機能障害についての覚書 hekisei @hekisei

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