あなたは何のためにご飯を食べていますか?
生きるためのエネルギー補給でしょうか、それともただ空腹を満たすためでしょうか。
でも、1日3回しかない食事の時間をそれだけで終わらせるのは、少しもったいない気がします。
たまにはお酒を片手に、このエッセイ――いえ、指南書をおつまみに味わってみるのも素敵だと思いました。
趣味らしい趣味のなかった私。第二の人生のためにと、資格取得ばかりだった時間に、新しい選択肢を見出す機会をいただき感謝しています。
そして、作中にたびたび登場する作者さまの奥様。きっと、とても幸せに過ごされているのだろうなあと感じました。
実にけしからんエッセイです(最上級の賞賛です)。
「何を言ってるんだこいつ」と思われた方へ。
でもこれは、心からの警告なのです。
たとえば——
桜鯛のお造り、そのねっとりと舌に絡む上品な甘み。
ふわりと軽く、噛むほどにじわじわ旨味を放つ天ぷら。
肉汁、バター、バルサミコ酢が絡み合う、豚ロースのムニエル。
焼き鳥に至っては、炭火の音が脳内で勝手に「じゅうじゅう」鳴り始めます。
……ああ、思い出すだけで、空腹に耐えられない。
もうダメです。レビューどころではありません。
このエッセイに煽られた私はPCを放り投げ、今からムニエルを作りにキッチンへ向かいます。
※なおこちらに記載のムニエルとチャーハンは、すでに二度再現させていただきました。
大変おいしかったです!
ほんとにお気をつけ下さい、強烈な飯テロエッセイです。
なんなら食後でも危ないです。
大人しくさせたはずの食欲が暴れながら帰ってくる……!
お伝えしたいことの核はおおむねこの三行(↑)に尽きるんですが、付け加えてもう一つだけ。
「近況ノートへのリンク」が貼られている時はっ……お覚悟をっ……!
夜中などに視覚経由で現物を見てしまうのは、最早メンタルにとって劇毒となるまであります。
そこに持ってきて更にこの作者様のノート、けっこうな確率でエッセイ出張所みたいな記事が潜んでたり……するので……もうね……!
オススメです。
いやある意味ではオススメしてはいけないのかとも思うんですが。
ぜひどうぞ。