お天気さん

魔法のようなものが使える「神の子」と人々を襲い食すバケモノ「害神」がいる世界。
そんな世界には害神を始末する「神」と呼ばれる職業があった。それは国民の憧れでもあり、死と隣り合わせの危険なものでもあった。
　そんな神に憧れた貧弱で臆病な神の子「かみなり」は神になるための高校に受験したが残念ながら失格。落ち込んでいる時にある、不思議な少女と出会う。その少女も神に憧れ高校に受験したが残念ながら落ちてしまった。
しかし、彼女は神の子では無く人間。
その少女との出会いはこれからのかみなりの運命を、そしてやがては世界をも変える事になるのだった。
そう、これは、神に憧れた臆病な神の子と、神を夢見た人間の話。