「小説が行き詰まったので、クライミングジムに行ってきた」

小説が書けない？じゃあ、壁でも登ってみない？

物語が止まる。筆が進まない。アイデアが尽きた気がする――。
そんなとき、私はジムに行きました。ボルダリングジムです。

カラフルなホールド（石のような突起）が壁に張りついていて、決められた“ルート”を登っていく。それだけ。でも、ただそれだけじゃない。

登れない理由を考えること。どうすればクリアできるかを試行錯誤すること。何度も落ちて、それでも笑って立ち上がること――。

それはまるで、創作そのものでした。

このエッセイでは、初心者の筆者が“登ることで、なぜか小説がうまくなった理由”を語ります。
PDCA？ メンタル？ 構成力？ コミュ力？　全部、壁の上で育ちます。

「書けない自分」を責めるより、一度壁を登ってみてください。
小説に行き詰ま…続きを読む