概要
そう決意した時
この身と
この魂は
怒りと憎しみの赤炎を纏う
復讐狼に変わった。
全てをこの赤炎で焼き尽くす。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!復讐の概念が覆された。
復讐って簡単に言えないこの物語の深さを、ぜひ皆様に知っていただきたいと思います。
掴みの1話から、すっかり掴まれた私。
物語が進むにつれ小さな復讐からやがて、世界へ広がっていく。
そもそも参考資料の数が膨大で、よく練られた物語だなと驚嘆するばかりです。
読了後、しばらくどのようにレビューを書かせていただこうか考えておりました。書かずに★だけ置くこともできますが、それだけでは勿体ないというか、失礼な感じがして。
著者様の思うようなレビューになっていないかもしれませんが、私には、初めての感覚でした。きっと皆様も最後まで読めば、著者様の複雑で丁寧、且つ大胆な考察から生み出されたこの物語に、多面的な…続きを読む - ★★★ Excellent!!!~ 怒りと憎しみが世界を灼く。魂が辿る、壮絶すぎる復讐の軌跡。 ~
入学式での嘔吐シーンから、もう目が離せませんでした。
主人公・赤石侑希は、幼い頃から理不尽な悪意に晒され続けます。家庭からも、同級生からも、社会という名の集団からも。誰も助けてくれない。誰も理解しようとしない。それでも彼は、ただ折れることなく立ち上がり続ける。植松との対決シーンの緊迫感、計算され尽くした身体の動き、その描写の精度にまず圧倒されました。
物語が進むにつれ、復讐の規模はどんどん大きくなっていきます。個人への報復から始まり、やがて経済、政治、国家、そして世界そのものへと。読んでいて何度も「ここまでやるのか」と息を呑みました。格差、分断、メディア操作、クローニーキャピタリズム……現実…続きを読む - ★★★ Excellent!!!他人は地獄。子供を愚か者とみなす者が、この地獄を循環させてしまう。
しかし幸い、そのような未来は訪れないかもしれない。(将来の人口が減っていく前提として)
この小説を読み、思わず深く考えさせられた。
物語が語るその中身は重く、心を落ち着けて読み解く価値がある。
社会がどうあるかで、人は形作られる。人がどうあるかで、社会もまた形作られる。
幸いなことに、時代が進み、高等教育を受けられる人が増えるにつれ、社会もまた変わっていく。
少なくとも、過去に起こったのと同じ悲劇は、同じ形ではもう繰り返されないだろう。
それは、動物の遺伝子に刻まれた生存本能のように。猫が緑のキュウリに驚くように、人が単純な罠を見て身を引くように。
私たちは「未来」に何が正しいかを…続きを読む - ★★★ Excellent!!!あなたが物書きなら、全人類滅亡の筋書きをどう描く……?
私は復讐劇が嫌いだ。
酷い目に遭う描写にストレスが溜まるし、やり返した後に爽快感を感じたこともない。恨みの連鎖があるだけ。
それに見たい、聞きたいのは、「復讐はよくない」あるいは「復讐はスッキリする」なんてフィクションじゃない。
具体的に
復讐を止めるメリット
それか、
復讐を遂げる術を教えてくれ。
人をこの手で終わらせたいと思うほど、例え己が身を犠牲にしようとも、人類を滅ぼしたいと思ったことはあるか?
あぁそれなら
人類を愛するメリット
それか、
どうやって人類を滅ぼすか、具体的な方法を提示してくれ。
本作は1つの答えを提供する。
序盤は私小説であるか…続きを読む