美しく、荘厳な世界観の中の、激しかったり甘々だったりする人間模様

前世が売れない歌手だったという主人公のアーナヒター、美しい男妾の吟遊詩人アミール、(個人的に推している)頼りになる優しいアーナヒターの兄をはじめ、様々な個性的なキャラクターが丁寧に描かれていて、その世界にどっぷりはまったまま読み終えました。

全ての登場人物が、物語の中に存在する意味を持っていることが感じられたせいか、誰もが魅力的だったのが、読後の充実感につながったのだと思います。

アーナヒターが歌う場面、アーナヒターとアミールの甘々なやり取りなど、要所要所の見所もたくさんあり、異世界ファンタジーにあまり馴染みのなかった私も、ドキドキハラハラな展開に引き込まれっぱなしでした。

恋愛三部作、次作品も楽しみです!

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