「ロマンティック同好会」という響きに惹かれて読み始めましたが、
色んな意味合いが込められていて面白かったです。
みんな恋愛の方向性は違うんですが、
誰もが少しずつ、恋愛のどこかをこじらせてます。
最初は、恋に悩む女の子たちの女子会ものかな?
と思っていたんですが、だんだん空気が変わっていくんですよね。
女子会パートは軽快なんですが、
ふとした瞬間に「あ、この人たち結構危ういな……」ってなるんですよね。
その少しずつ危ない方向に進んでる感じが少し怖くて、
だからこそ退屈もせずに、目が離せなくなりました。
この先、どういった展開になるのか。
最後にどんな形の“ロマンティック”が残るのか、
まだ半ばですが、その言葉の行き着く先がとても気になる作品でした。
泣きたい夜に、笑いながら語り合う。
それが、私たちの『ロマンティック同好会』。
一人は、不器用すぎる初恋をいまだに手放せずにいる。
一人は、既婚者との関係を断ち切れずにいる。
一人は、セフレのような関係に甘んじながら、幼馴染を想い続けている。
そしてもう一人は、ただただ、運命の人を探し続けている。
「やめなよ」って言われる恋ばかり。
叶わないと分かっているのに、それでも続けてしまう関係。
嘲笑われても、恥をかいても、やめられない「誰かへの想い」。
彼女たちは馬鹿かもしれない。
でも、それを誰より分かっているのは、当の本人たちだ。
それでも今日も集まる。
お洒落な居酒屋でも、バーの片隅でも、
「わかる」と「もうやめなよ」が交差するその場所に。
胸が苦しくなるほど愛しい『私たちの物語』。
痛いのにあたたかい、そんな恋が、ここにある。