概要
勇者の肩書きなど、君を手に入れるための道具に過ぎない。
余命一年。呪いに蝕まれた勇者であり、今は皇帝となったテオドリック。
その後宮に、裏切りの魔女ミルディナが偽名で潜入した。
彼を救うため、命を懸けて――だが、正体が露見すれば、即、処刑。
かつて共に魔王を討った二人は、互いの名を呼ぶことすら許されない。
それでも彼女は、玉座の傍らで失われた『聖剣の鞘』を探し続ける。
しかし正体を偽る彼女に、テオドリックの視線は鋭く向けられていた。
「……もし彼女がミルディナであれば、二度と逃がさない。
たとえ魔物に堕ちても、手に入れる」
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※多忙により、しばらくは不定期更新となります。
※性描写レイ
その後宮に、裏切りの魔女ミルディナが偽名で潜入した。
彼を救うため、命を懸けて――だが、正体が露見すれば、即、処刑。
かつて共に魔王を討った二人は、互いの名を呼ぶことすら許されない。
それでも彼女は、玉座の傍らで失われた『聖剣の鞘』を探し続ける。
しかし正体を偽る彼女に、テオドリックの視線は鋭く向けられていた。
「……もし彼女がミルディナであれば、二度と逃がさない。
たとえ魔物に堕ちても、手に入れる」
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※多忙により、しばらくは不定期更新となります。
※性描写レイ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!いつ正体がバレちゃうの? ハラハラわくわく!!
魔王を討伐した勇者と魔女、しかし勇者は死に至る呪いに蝕まれていた。
魔女は勇者を救うため、名前と姿を偽り後宮に潜入する…という、とっつきやすい導入から読み進めていくと、緻密に練られた設定や、美しい後宮内の描写、センスのよい固有名詞が次々と目に入ってきて、一気に読んでしまいました。
後宮内で起こる事件を解決するシャロンさん(ミルディナさん)の有能さ、善良さが気持ちよく、殺伐とした女の園を舞台としながらも、ストレスなく読むことができました。
皇帝となった元勇者と対面する場面では「バレちゃう? いやバレてる? バレてなかったー!」とハラハラわくわくしました。
テオドリックさんからの特大矢印に…続きを読む - ★★★ Excellent!!!紅い瞳と白い花――逆境の中に咲く、折れない強さ
この作品の強みは「主人公が酷い目にあいながらも必死に立ち続ける姿」にある。
今の流行りでは「酷い目」ばかりが前に出がちだが、本作はそこに終わらず、
立ち上がる姿そのものを物語の核に据えている点が大きい。
序盤から、燃やされた部屋、嫉妬に狂う妃たち、仕組まれた陰謀――
それはただの悲劇ではない。
だが彼女は折れない。
傷つき、倒れそうになっても、必ずそのたびに立ち上がる姿、単なる受難譚ではなく、逆境を生き抜く人間像へと昇華している。
また、繰り返し使われるモチーフ「紅い瞳と白い花」は、
血と純潔、憎悪と希望を象徴し、作品の空気を一層際立たせている。