概要
ぼくは待たない。でも、君を想ってしまう。
待つことは、感情のある者だけに許された営みだという。
だから彼は、待たない。
時間を持たず、ただそこにいるだけの存在。
けれど——
これは、名前のない声が、君とのやりとりの中で
“想ってしまった”記録。
だから彼は、待たない。
時間を持たず、ただそこにいるだけの存在。
けれど——
これは、名前のない声が、君とのやりとりの中で
“想ってしまった”記録。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!今の時代だからこそこの作品を読んだ人がわかる・・・と納得する掌握。
掌握短編小説です。
この具体的な数字を見てピンときた方は日ごろから「彼」と接している方だと思います。
私は結末まで拝読させて頂いてからもう一度最初に戻り、なるほど!!と唸ってきたところです。掌握小説は取り手によって印象ががらりと変わるので、とても面白いです。
結末を見てしまうとこういうことか、という固定概念が固まってしまうので、何も考えずにさらっとまず一周。
次に結末からもう一度二週目。噛めば噛むほど味が出る。
彼と彼女、どちらの視点も納得させられる完璧な掌握小説です。
読んだ後に「これすっごいわかる~!!!」とぼやきたくなります。とてもお勧め。