とても繊細で、でもどこかあたたかい物語

都会から田舎に逃げてきた柚葉ちゃんの不安や孤独が、言葉の端々からじんわり伝わってきて、「わかるよ」と声をかけたくなるような気持ちになります。

彼女が出会った不思議な店『ル・リアン』と、ちょっと意地悪だけど憎めない猫・アン。
ファンタジーな展開なのに、すごく現実の心に寄り添ってくれる感じがして、不思議と違和感がありませんでした。
ピアノの青年や学校での出来事など、過去に何かを抱えた柚葉ちゃんが少しずつ人と繋がろうとする姿に、応援したくなります。

傷ついた心が、少しずつでも癒えていきますように。
そんな願いを込めて、続きを楽しみにしています。

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