概要
勇壮な戦闘も!
絶世な美女であっても!
文章で伝わらなければ意味がないのだ!!
だから私は自分に出来うる全てで! 全力で! あなたに! 伝える!!
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!イライラ、耐久レース。挑戦者は貴方です。
私には忍耐がないのだと思い知らされた、ある種トラウマのような小説がある。
何頁読んでも主人公が現れない。話もなかなか進まない。
結局、私は挫折した。
以来、その小説を見かけるたび、あのもどかしさしか、思い出せない。
そんな前置きはここまでにして。
さて、本作での主人公は、二十年ぶりに再会した妹へ、最初に何と声を掛けるべきか、と逡巡する。
ここから、彼の脳内を巡る迷いの世界へ踏み込むことになる。
思わず「今、その情報は要る?」と呟きたくなる場面もある。
けれど、その脇道に見える話が妙に気になるトリビアだったりして、つい読み込んでしまうのだ。
いや、そうじゃない。
こちらが本当に知りたい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!イライラ民にこそお薦めしたい
物語にはですね、適切なテンポってものがあるんですよね。
勢いに振れば説明不足に、説明が多すぎれば勢いが殺されてしまうので、書き手は誰もがいつだって適当な塩梅を模索し続けているのです。
その点でいえば、この作品はダメですね。
テンポというものをまるでわかっちゃいない。
読者の呼吸、歩く速さと合わせようなんて端から思っちゃいない。
それはもう、書き手が「俺に合わせろ」と言わんばかりに。傲慢。
気の長いぼくでもさすがにイライラします。
だいぶ悪口を書き連ねましたが、本作品に限っていえばぜんぶ褒め言葉です。
心地良いイライラって体験したことありますか?
ないでしょう。
それならこちらがお薦め…続きを読む - ★★★ Excellent!!!神は細部に宿ると人は言う……。果たして、此処に宿るは『神』か『魔』か
こんな言葉を聞いたことはないだろうか。
「緻密な描写こそが、物語に力を与える」と。
「神は細部に宿る」などという言葉も存在している。だから作者は面倒くさがらず、細かいところまで設定を練り込み、それらを描写・記述していく必要があると。
そんな言葉を徹底したのが本作である。
一人の「男」が妹と対面する場面が描かれる作品。その際に巻き起こる様々な……実に様々な「各種の情報」が詳細に記述されていく。
それは脳内の細胞や分泌物の働きであったり、髪の毛の長さであったり、はたまた何かの民族の歴史であったり。
ごく単純な出来事のようであっても、突き詰めればその内部には実に様々な物事が…続きを読む