概要
きみも僕もたまゆらに滞る やわらかい河のほとりで
すべての命が巡る「円い河」をテーマにした連作。きみも僕も同じ命の河の中。名を変え姿を変え、永遠に廻り続ける。星々を巡らせることは生きることだから。
「広義のSF」を募集する創元SF短編賞に応募した作品です。応募時に添えた梗概も最終ページに掲載しました。
※「やわらかい河のほとり」から「円居の歌」に改題して掲載
「広義のSF」を募集する創元SF短編賞に応募した作品です。応募時に添えた梗概も最終ページに掲載しました。
※「やわらかい河のほとり」から「円居の歌」に改題して掲載
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!巡る巡る河のほとりで。宇宙は呼吸する。
すべての命が巡る円い河。
その風景を映し出す幻想譚4篇から成る連作短編である。
すべての連作にあらすじらしいあらすじは存在しないが、(であるからこそイメージを喚起させる)奥にたしかに存在する命の息吹に心を惹かれる。
文章にも確かな手触りや粒度が感じられ、世界の奥行きが文章から垣間見える。控えめに言って読んでいて楽しかった。
これは好みの問題だが、その奥にある確かな世界にもっと触れていたかったというところ。とても短い章構成のため、感情移入した途端に、イメージから突き放されてしまう印象を持った。
ただし、随所に現れる宇宙観はSF読者にもしっかり届く射程を秘めていると思えた。