タイトルと1~3話ぐらいの内容で話の展開が予想つきにくいのだが
簡潔に表すとすると
「国家運営要素ありのSRPGで定められたシナリオをぶち壊す、マジメな転生者の活躍劇」
みたいな感じ
現代令和基準で誠実謙虚勤勉であれば物事は上手く進むよねって話なので
内政スキーや軍記スキーにならとてもおすすめできます
ぜひ
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もうちょっとここがこうだといいなという点としては
結構ラノベ読みの前提知識をアテにしてる(まあこういう描写があったならこういう背景で王子が行動してるんやろなという理解)とか
※読み手への情報提供の匙加減
この主人公のやったことがこの世界では異質である、ということに付随する賞賛が薄いとか
※読んでるときの気持ちよさ
はあるかも
その辺を補完しながら読めると尚面白いかなと思いました
ステレオタイプな「悪役」「無能」「完全無欠の天才」といった貴族像をすべて回避し、極めて人間味あふれる一人の貴族の「日記」という形式で、壮大な反逆劇の裏側を描き切った異色作だ。
主人公は、国を相手に反旗を翻すという重大な決意を固めた貴族だが、彼の日常は常に完璧ではない。彼は「概ね善良」であるため、無益な血は流したくないと悩み、「それなりに有能」であるため、策は練るものの、時に計算外の事態に直面して頭を抱える。この絶妙なバランスこそが、本作最大の魅力である。
日記という形式で見事に昇華させた傑作です。歴史の表舞台ではなく、その裏側で奮闘する一人の貴族の私的な記録は、読者に寄り添い、共に息をのませ、そして最後には心から彼の成功を願わせる。
ライトノベル、ファンタジー、政治劇、そして人間ドラマが好きなすべての人に強くお薦めしたい一冊です。