概要
見ていたのは、誰だったのか。
遊園地の光が、忘れられた過去を呼び覚ます。刑事・倉井恭司は、閉園間近の遊園地で起きた悲劇を胸に秘め、30年を生きてきた。ある夜、再現された遊園地の光に目を奪われた彼は、血まみれの手と倒れた男を前に目覚める。自分の身に移り入った殺人鬼が、彼を追ってくる。殺人鬼の影に追われる逃亡の日々。観覧車の軋む音が鳴り止まぬ廃墟で、倉井を待ち受ける謎が迫る。過去と今を結ぶ光が、誰も知らない「観覧者」の秘密を映し出す。
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