悲しいとか寂しいとか虚しいとか切ないとか淡い負の感情を淡い正の感情に変えてゆくモノローグが心に染みました。セピア色の写真のような物語です。
3月になったというのに、雪の降るこの季節にこそ読んでよかった詩にございます。出会うだけが春じゃない。満開で美しいのだけが桜じゃない。きっと散って、その終わりに至る景色が美しいのだ。
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