ささやかで密やかな、とあるサロン。そこで語られる怪異は・・・。緻密に織り上げられた文章から浮かび上がる心象の光景。それは少しずつ現実を変容させていく。
「怖い」というより「不思議だな」と感じる短編集。では「ホラーではないか」と問われると「間違いなくジャンルはホラー」なんです!怖さと不思議さのバランスが絶妙…このバランス感覚が素晴らしい👍ホラーが苦…続きを読む
すっかり定評ある著者のホラー作品。日常の不可解さ、ほんの少しの歯車の噛み合わせの悪さのような不気味さが、作品全体を通底しています。怪異の因果が想像されるお話もあれば、謎の深まりのまま途切れてし…続きを読む
有名な百物語では、怪談を100話語り終えると、本物の物の怪が現れるとされます。七物語はその呪術的要素を凝縮したもので、失せものが現れるの秘術だそう・・・。7つの物語を語り終えたとき、何かが起こるので…続きを読む
こちらの作品は、7人の語り手が、それぞれ自分におこった不思議で恐ろしい体験を語っていく短編連作です。怪談実話にありがちな「なぜそんなことが起こったのか」がすっぽり抜けていて、だからこそ恐れをいだ…続きを読む
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