第4話 街についたはいいが

俺は痛む体を何とか動かして森を進み、やっと開けた場所まで移動できた、よく見ると街らしきものが見える、取り敢えずそこまで行くことにした


やっと街までついたが、俺は一つ不安な事があった、それはこの世界の言語や文字だ

異世界転生物では当たり前のように異世界で言語を理解し合っているが、現実的に考えると有り得ない事だ、異世界なのだから、当然その世界独自の言葉や文字が主流になっているはずだ


が、俺の不安は杞憂に終わった


「おや?見ない顔だね、旅人かい?」


通りかかったこの街の住人であろう老婆が普通に理解出来る言葉で話しかけてきた


「ちくしょぉおお!なんでそこだけ異世界転生基準守ってんだよぉおおお!!」


老婆は突然叫びだした俺を訝しみながら去って行った


「ま、まぁ良い、言葉が通じなかったら本当に積む所だったぜ」


俺は気持ちを切り替えて街を探索する事にした

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異世界転生したが現実は甘く無かった ヤミコ @yamiko2050

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