第3話 スライムが現れたので戦ってみたんだが
「マジでどうすんだ?チート能力も無しにどうやって異世界で生き残れって言うんだ?」
無自覚だろうと何だろうと、異世界転生の主人公達は何かしらの力を得て異世界で生き抜くのが定番だった、何の力も持たずに、異世界で生きていけるものなんだろうか?
この世界に対する知識だって何も無いのにー。
その時、茂みがガサガサと揺れ、何かが飛び出してきた
「な、何だ!?」
それはスライムだった、異世界物の定番のモンスター、やはりこの世界にも存在してる様だ
「スライムか、どの異世界物でも主役がスライムでも無い限りは大した敵じゃないはずだ」
俺は近くに落ちていた木の枝を拾うと、スライムと対峙する
「大丈夫、スライム程度ならチートが無くても倒せるはず・・・」
俺はスライムに向かって突進する、スライムも俺に向かって飛びかかる
スライムに向かって力を込めて木の枝を振り下ろす、木の枝はアッサリ折れ、スライムは俺の顔面に衝突する
「ぶべらっ!?」
俺は吹き飛ばされて地面を転がる
「いてぇええ!メッチャいてぇええ!」
鼻血を垂らしながら呻く俺にスライムは容赦なく追撃を食らわせる
「ぐぼぉあ!」
俺はスライムに半殺しにされ、動けなくなった、スライムは弱すぎる俺をいたぶるのに飽きたのか、どこかへ去って行った
「な、何故だ、スライムがあんなに強いなんて、聞いてねーぞ」
まぁ正確にはスライムが強いのでは無く、俺が弱すぎるのだが・・・
俺は何とか起き上がると、痛む体を引きずりながら移動を開始する
「この森は危険だ、早く人がいる安全な場所に行かなきゃ・・・秒で死ぬぞ俺」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます