概要
どうか気になさらず、気が向かれましたら、暇つぶしにお読み下さい。
不定期連載です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!お後がよろしいようで。いや、実話なんですが。
筆者自身が「暇つぶしにお読み下さい」とおっしゃる本作。
その通り、暇つぶしに軽く読めるエッセイ集ですが、中身は濃いですよ!
ヤの字の人が地域に馴染むために清掃活動しているところを古くからの住民が批評するとか、たまたま拾ったタクシーの運転手の知られざる過去とか、なぜか靴下を裏返す妖怪とか……
何を言っているのか分からないと思いますが、カオスそのものなんですよ、エッセイ本体が。
徐々に明かされていく話を読んでいくのも楽しかったですが、新しい読者様には一気読みという選択肢もあります。扱いあぐねた暇が、有意義な一時になることは間違いありません。
そんな本作も、ひとまず完結。お後がよろしいよ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人間交差点を六人で楽しく闊歩しているみたいなことです
六散人さんは賢いので、近況ノートなどで素の話を読んでいても内容が確りしている。
そう常々、思っています。
その地肩の強い筆力を抑えて、さらっと。
〝いま思い出したんだけど〟的な感じで描く。
こんなふうに力の抜けた本作の文章。すこぶる良いんです。
取り上げる話題も時代も場所も様々です。
昭和平成令和、全国津々浦々。
ときにアメリカまで登場します。
話題の手数の多さには、ため息がでます。
人生行路をスキップしているような愉快エピソードの数々。
そんなに話すことがあって羨ましいとすら思えます。
これを見ないという選択肢が、果たしてあるのでしょうか?
あると言うのなら────
別に良いです…続きを読む - ★★★ Excellent!!!“暇つぶし”のつもりが、気づけば人生を覗いていた
日常の片隅にひっそり潜む“異界”や“人の温もり”を、軽妙な語り口でそっと掬い上げて見せる――それが『六散人黙示録』の魅力です。どのエピソードも大げさな脚色はなく、まるで目の前で語られているような素朴さと臨場感。けれどその中に、人生の機微や、時代の匂い、そして人間らしい弱さと可笑しみが絶妙に溶け合っています。
酒場のお姉ちゃんや新世界の昭和劇場、方向音痴の不思議な体験、犬の散歩中に出会う個性的な人々、そしてタクシーや訪問者まで、全てが「よくある話」なのに、六散人さんの手にかかると人生の愛おしさや人間の奥深さがにじみ出てくる。ちょっと怖いような、だけど温かい。そんな読後感がクセになります。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!作者の為人これ即ち作品を読む為の黙示録
SF、ミステリー、ホラー、現代ドラマに
コメディ…と様々な分野で活躍されているオールラウンダーな作者の
満を辞した エッセイ。
これが面白くない筈もなく。ディープな
地元の溢れ話や、あまり馴染みのない
理科系薬大生の生活や、ビジネスマンと
しての製薬会社での苦労話。そして映画やドラマ、生活の中のふとした出来事など。
まさに愉快あり不愉快ありの
様々な体験を端的に綴る、
徒然草子。
温かなユーモアとウイット、そこに
幾許かの毒と真摯と。誠実な為人が具に
見え隠れする。
読んでいてとても心地よい。
そして、めっちゃ面白い!
小説を書くというのは、あ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「暇つぶし」と呼ぶには、あまりにも黙示録
タイトルと作品が見事に連携して、絶妙な余韻を残してくれる六散人さんのエッセイ、その名も『六散人黙示録』。
ご本人いわく「暇つぶしにお読みください」と紹介されていますが、中身はカラリとした回もあれば、ジットリした時もあり、まさに黙示録を冠するに相応しい読み応えある内容となっております。
薬学系職種と思しきお仕事と、それにまつわる「それはなかなか無いだろう?」という人生経験に踏まえ、途中から発覚するご本人の相貌から来る話の数々に、ちょこっと度肝抜かれて大変愉しませて貰えます。
人の数だけ人生あり。
その人生の一つに、是非あなたも触れてみてください。