概要
あまりに美しく哀しい人魚。君は、俺の心を奪っていった──。
『この海には美しいものが集う。もし会うことがあったら優しくしておやり。虐げることしかここに棲む人間はしてかなかった。哀しいほど弱い生き物だ』
そうじいちゃんが言っていた。俺もそう思うよ。もう、君には逢えない。俺が、子供だったから。
(元になる原本があります。一部修正を加えてシリーズに出来たらと思います)
そうじいちゃんが言っていた。俺もそう思うよ。もう、君には逢えない。俺が、子供だったから。
(元になる原本があります。一部修正を加えてシリーズに出来たらと思います)
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!それはあまりに美し過ぎて、心惑わし奪ってしまうから
実に美しく、そして切ないラストでした。
どうして人魚というのは悲しく美しい悲恋話がこうも似合うのでしょうね。
ところで、本作品のタグには「ボーイズラブ(?)」と疑問符がついています。
本作品を読むと何となく「ふふっ」と理解の笑みを浮かべることができるかと思います。
一部の魚類は雌雄同体と言って、一個体がオスにもメスにもなる特殊な生態をしているものがいます。
だからと言って、本作の人魚の性別を邪推し決めつけるのは、無粋かもしれません。
性別によって美しさの優劣が変わるわけではありませんからね。
どちらであっても美しいし、その両方であるからこそ美しいのかもしれません。
浸れる読了感と、美しさが尾…続きを読む