主人公の特殊能力も強すぎると物語全体のバランスを欠くところですが、程よい塩梅で美味い……いや、上手い作品だなと思いました。短い話ですが、男の活躍をもっと見たくなります!
人間の悪意を感じるられるキャラクターというのは、フィクションではア◯ロ・レイのように別に珍しくはありません。しかしこの作品が素晴らしいのは、その悪意を味覚で感じる事だと思います。これは画期的なアイデアで、頭や感覚で感じるよりも味覚で味わうというのは読んでいてより共感しやすいのです。またその悪意をばら撒いた元凶への主人公の対処法も、かなり爽快感バッチリでおすすめです。
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