【完結】アルカーナ王国物語4～氷槍の守り人と幻影の森～

居場所を見つけた少女との婚前旅行を楽しむとは簡単にはいきません。

ピュアピュアでカワイイ二人の道のりに、ちょっとだけ暗雲立ち込める。

そのドギマギ感、ぜひとも継続してもらいたいと思うくらいにゲスな心も垣間見えちゃう。

冗談はともかくとして、きちんと思いが伝わるストーリー。

イルはきちんとみんなに愛されて、そしてここまで強くなりました。

幸せな国でこれからも生きていく。

そんな未来を創造させられる。それだけで、最高に幸せってなもんです。

どうしよう……きゅんきゅんが止まらないよ……！
本作を読んで、まっさきにそう思いました。

舞台は異世界、王宮モノというジャンルに分類されるであろう本作。
舞踏会といった王族貴族らしい華やかなシーンや、異世界らしい豊かな自然が描かれるシーンが、とっても魅力的です。

ですが、私が一番気に入ったのは、本作の登場人物たちが織り成すピュアな恋愛模様です。それはまるで、青春ラブストーリと言っても、よいのではないかと思うのです！

本作は『アルカーナ王国物語』シリーズの4作目なのですが、初めての方も楽しめるのではないかと思います！