概要
気づいたときには、もう手遅れだったのかもしれない
一線を踏み越えた先にあったのは、破滅の道だった。
横領、キャッシング、闇金……。
もしあなたの周りに一線を越えそうな人がいたら、この話を教えてあげてほしい。
横領、キャッシング、闇金……。
もしあなたの周りに一線を越えそうな人がいたら、この話を教えてあげてほしい。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!リアルな墜ちていく人の内面。最初はこれ位から、どんどん下へと駆け降りる
墜ちていく人間をリアルに描いた話。
人間は一度手に入れた地位を手放したくない、維持したいと言う思いがあります。
その維持の為に最初は「これ位ならいいや」と階段を一つ降りたら、どんどん下へと下っていきます。
降りる事への抵抗感がなくなるからです。
本当は最初にミスや、成績の低下を受け入れればよいのですが、弱さ故にそれが出来ない。
実は、結構救いのない話で、子供の頃、学生時代に取り返しのつく範囲で大敗北を経験する事が重要かと。
そんな事を考えさせてくれる名作です。
ショートで短いのでぜひ読んでみてください。おススメです! - ★★★ Excellent!!!人の心の弱さがリアルに描かれた傑作エッセイ
※読み合い企画からのレビューです
我々は、ニュースで報じられる犯罪者を見て、「馬鹿だなあ」「捕まるに決まってるのに」と平気で口にする
多くの犯罪者には同情すべき動機もなく、自分はしない、自分は関係ないと他人事でいる
だが、地獄への入り口は、ほんの一歩外れた場所に開いているのだ
本エッセイは、その「バレるに決まっている」犯罪行為に手を染めてしまった筆者の友人の物語だ
同情はできない
納得もできない
だが、そこには彼なりの「理由」があり、そして、その「理由」は決して他人事なんかではないのだと思わず背筋が寒くなる
最初から事を大きくしたかったのではない
ほんの小さなことから、まるで坂道を雪玉が転…続きを読む