概要
多摩川のほとり、それぞれの足取りで、私達はワニを捕まえた
『「ワニ捕まえに行かない?」ザリガニ釣りへ誘うのと何も変わらない調子で、ショウジは言った。』
高校三年の夏休み直前、水下アケミは幼馴染の興梠ショウジにワニ捕りへ付き合わされる。多摩川での一日は、振り返るたびに色を変えていく。
多摩川、数年おきにワニの目撃情報出るんです。なにせあらゆる人があらゆるものを流していきますからね。別名「タマゾン」密林なんです。じゃあ、あらゆるものを流す人がやってくるところっていうのもまた密林なわけで、不可解、不条理、ままならない、分からないことで溢れてます。でも、ぼーっと川の流れを見つめていれば、それらが癒されていくような気がしませんか? 太陽に当たりながら色んなことを思い起こす、「この今」があるから、青春が青春として色づいていくのかなと思います。
高校三年の夏休み直前、水下アケミは幼馴染の興梠ショウジにワニ捕りへ付き合わされる。多摩川での一日は、振り返るたびに色を変えていく。
多摩川、数年おきにワニの目撃情報出るんです。なにせあらゆる人があらゆるものを流していきますからね。別名「タマゾン」密林なんです。じゃあ、あらゆるものを流す人がやってくるところっていうのもまた密林なわけで、不可解、不条理、ままならない、分からないことで溢れてます。でも、ぼーっと川の流れを見つめていれば、それらが癒されていくような気がしませんか? 太陽に当たりながら色んなことを思い起こす、「この今」があるから、青春が青春として色づいていくのかなと思います。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ワニを見た日、あの夏の日
幼馴染のアケミとショウジ。高校最後の夏期講習前にショウジからこう誘われる。
「ワニ捕まえに行かない?」
一見すると馬鹿げた提案のようでいて彼の話に乗った彼女は真剣な格好で現地に赴く。
現地と言っても多摩川である。本当にワニは存在するのだろうか。
アケミのショウジに対する焦燥感をぶつける様と彼女の将来への葛藤。
それらを塗り替えるような夏の青い匂いと河原の水の流れ。
二人の関係性がとても良く描かれています。
腐れ縁の幼馴染として恋人以上の存在には踏み込んでいない、でも馬鹿げたワニ探しにも付き合ってくれお弁当も作ってきてくれる。
受験を控えながらこういった事をする〝親友〟だと思います。
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