ジュブナイル文学×SF×ホラー。怖いだけじゃない、心に響く物語
- ★★★ Excellent!!!
本格ホラー作家である深川先生が書かれたジュブナイル小説。
怖いシーンはしっかり怖い!
でも思春期の少年少女が抱く複雑な感情が、繊細に描き出されています。
やや変則型ですが、ボーイ・ミーツ・ガールの青春物語としても読めます。
どこか鬱屈し、斜に構えた少年「空野」が図書館で出会った少女は、変わり者の「星崎」。
二人の冒険が幕を開ける――と言いたいところですが、出かける先は廃病院!
何も出ないはずはなく・・・!
もちろんホラーが好きな人にもお勧めしたいですが、ただ怖がって面白がるだけではもったいない。
二人の高校生が心の奥に秘めたわだかまりに昔をなつかしみつつ、
星崎さんが繰り広げる陰謀論の知識にニヤニヤしつつ、
友達以上になりそうでならない二人の関係をあたたかく見守りましょう!